Краб и обезьяна - さるかに合戦 : Сказки на японском языке

 (Голосов 14)

Краб и обезьяна - さるかに合戦

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Текст песни Краб и обезьяна - さるかに合戦

むかしむかし、あるところにさるとかにがいました。ある日二人は山へあそびに行きました。かには草の中ににぎりめしを見つけました。さるは、うらやましくてうらやましくて「おれも何か見つけよう。」と、じめんをよく見てさがしましたが、かきのたねしか見つかりませんでした。さるはかにのにぎりめしが食べたくて、こう言いました。「かにどん、にぎりめしとかきのたねをこうかんしようか。にぎりめしは食べるとすぐなくなってしまうけど、かきのたねをまけば木がはえて毎年おいしいかきがいっぱい食べられるよ。」かにはその話を聞いて、「かきのたねはいいものだな。」と思い、自分で見つけたにぎりめしとこうかんしました。食いしんぼうなさるはにぎりめしをあっというまに食べてしまいました。かにはかきのたねを家にもって帰りました。

かにはにわのすみにかきのたねをまきました。毎日毎日かにはかきのたねに水をかけたり、こやしをかけたりしました。「早くめを出さないとはさみで切るぞ。」とかにが言うと、かきのたねはあわててめを出しました。そして、「早く大きな木にならないとはさみで切るぞ。」とかにが言うと、かきのめはあわてて大きな木になりました。こんどは、「早くみをつけないとはさみで切るぞ。」
とかにが言うと、かきの木はまっかにじゅくしたみをつけました。かには「さあ、うまそうなかきを食べよう。」と、かきの木にのぼろうとしました。でも、りょう手のはさみをつかってもかには木からすべりおちてしまいます。なんどやってもうまくのぼれません。

その時さるがやって来ました。さるはうまそうなかきを見ると食べたくなって、「もともとはおれがひろったかきのたねだ、かきのみはおれが食べるぞ。」と、すばやく木にのぼり、がつがつかきを食べました。さるが一番赤くておいしいかきを食べているあいだ、木の下にのこったかには「私にもかきをもいでおくれよ。」とさるにたのみました。すると、さるはあおくてかたいみをもいで、力いっぱいかにになげつけました。かきがかにのこうらに当たり、かには死んでしまいました。でもさるはそしらぬ顔で、いそいでにげていきました。かわいそうにしんだかにのこうらから、かにの子どもたちが出てきて、おやがにがしんでいるのを見ておいおいなきました。

ないているかにの子どもたちの声を聞いて、はちがとんで来ました。「かにの子どもたち、どうしてないているの。」とはちはたずねました。「お母さんがしんだんだ。さるのしわざだ。」
かにの子どもたちはなきながら答えました。「あいつはわるいやつだな。」とはちが言いました。そのうち、くりがやってきて、「かにの子どもたち、どうしてないているの。」と聞きました。かにがさるにころされた話を聞いて、くりもはちと同じように思いました。そこにうすが来ました。うすも、さるはわるいやつだと思いました。そしてさいごに牛のふんが来て、みなでかたきうちに行くことにきめました。

かにの子どもたち、はち、くり、うす、そして牛のふんはさるの家につきました。さるはその時家にはいませんでした。そのすきに、みなはあだうちのじゅんびをしました。くりはいろりの中にみをかくし、かにの子どもたちは水おけに入り、はちは戸口の上にとまりました。さいごに、うすがやねに上がり、牛のふんは戸口にすわりました。みなはしずかに、さるが帰ってくるのをまちました。

やっとさるが帰ってきました。「さむい、さむい。」と言いながら、いろりに火をくべました。せなかをあたためようとしたら、くりがはじけてさるのせなかにとびつきました。「あつい、あつい。」
とさるはうなり声を上げて、やけたせなかに水をかけようと、水おけにかけつけました。かにの子どもたちは水おけから出てきて、水をかぶろうとしたさるを自分たちのはさみで力いっぱいはさみました。さるはさけび声を上げ、外ににげ出そうとしました。すると戸口にいたはちがさるのあたまをちくりとさしました。さるはびっくりしたまま、牛のふんにずるっとすべってころびました。その時、やねにいたうすがどすんとおち、さるはぺちゃんこになりました。こうして、かにの子どもとなかまたちはおやがにのかたきをうちました。